【現役営業マンが語る】失敗しない営業会社を選ぶ3つのポイント!

営業の仕事を選ぶときに、会社選びで失敗したくないですよね?

私自身は、12年間の営業生活の中で辞めていく人をたくさん見てきました。

入社した時は「この会社で稼ぎたいです!」という人も、1年持たずに辞める人も多い世界です。

営業会社の選び方で失敗しないためには、次の3つのギャップが無いようにしましょう。

  1. 労働時間
  2. 給与体系
  3. 仕事内容

求人情報を見ているだけだと、魅力的な仕事ばかりに思えますが「疑いの目」も必要です。

今回の記事では、営業歴12年間で3つ営業会社に転職をしたよっしーが失敗しない会社の選び方を紹介します。

会社選びで失敗しない3つのポイント

営業の求人内容を給料や会社の雰囲気だけで見ていると、どこの会社でも良い情報が載っています。

しかし、入社後に「思っていたのと違う…」と辞めていく人をたくさん見てきました。

そこで、求人情報の中で特に確認するべき3つのポイントをお伝えします。

①労働時間を確認する

営業職は労働時間が長くなるケースが多いです。

入社した頃は1週間があっという間に過ぎていきますが、次第に「早く休みが来ないかな~」と長く感じるでしょう。

体が疲れると精神的にもゆとりが無くなり、ストレスの原因にもなります。

固定残業代は何時間含まれているのか? 

固定残業代が40時間なら、40時間残業する可能性があります。

20日平均で毎日2時間です。これは結構ハードです。

有給取得は容易に出来るか?

有給消化率や、プライベートな用事で有給を使っている社員がいるか?をチェックしてみましょう。

完全週休二日制か?

経験上、1週間で2日は休みが無いと疲れが取れません。

「仕事は好きだから」という人も、休みを取る方がパフォーマンスは上がります。

②給料を確認する

固定給

営業の仕事は「固定給がないフルコミッション(完全歩合制)」と「固定給+歩合給」のパターンがあります。

稼げる天井が高いのはフルコミッションですが、固定給がある会社へ就職している人の方が多いでしょう。

求人を見ると、営業の固定給は高く感じるかもしれませんが注意が必要です。

じつは「固定残業代40時間を含む」などの条件も多いんです。(私もそうでした)

要するに、給料以上に長時間の拘束や労働が発生することも覚悟しないといけないということです。

歩合給

営業の仕事を選ぶ人は「稼ぎたい!」という思いの人が多いでしょう。

契約に比例する「歩合給」が給料の魅力ですよね。

私がBtoCの仕事をしていたときは、固定給25万円+歩合給10~20万円ほどでした。

もちろん、契約が取れないと固定給のみになります。

ボーナスが無い場合もある

一般的には夏と冬の年2回ボーナスがあるという企業が多いと思います。

ボーナス時期になると「今年のボーナス平均は昨年と比べて…」というニュースを聞いたことありますよね?

しかし、営業職は毎月の成績により歩合が支給されることもあり、ボーナスが無い会社があります。

「毎月歩合があるなら、その方が良いんじゃない?」と思うかもしれませんが、毎月満額の歩合を貰えば、その通りです。

ただ、実際には達成ハードルが高かったりと、満足いく給与で無いこともあります

③仕事内容を確認する

仕事内容にギャップがあると、仕事が辛くて辞めたくなってしましますよね?

私の経験では、営業のリード獲得方法に対して、イメージと違うという人が多かったです

反響営業をしている会社やマーケティングもしっかりしている会社だと、ストレスが少なく営業できる傾向があります。

飛び込み営業や電話営業をしている会社は、断られることが多くストレスも貯まりやすいのが現実です。

断られても平気だと思える人や、断られても更に一押しできるメンタルがある人なら成功できるでしょう。

誰に営業する仕事なのかを確認しよう!

営業職には「BtoC営業」と「BtoB営業」があります。

BtoCは「Business to Customer」の略で、一般消費者に商品やサービスを売るということです。

BtoBは「Business to Business」の略で、企業間取引で商品やサービスを売るということを意味します。

BtoC営業の仕事内容とは?

BtoC営業の種類

携帯電話、ネット回線、ウォーターサーバー、保険、不動産、電気、ガスなど

私自身が経験したのは、ネット回線、オール電化、太陽光発電の営業です。

よくショッピングモールでブースを設営して勧誘してくる人いませんか?

アレをやっていたんです!

一般的には、BtoC営業の方が未経験がスタートするにはハードルが低いです。

商品やサービスの価格帯が安価なものが多く、ネームバリューだけで販売できるものもあるからです。

例えば、携帯電話は代理店が販売していることがほとんどですが、皆さんは自分が契約した代理店の名前を覚えていますか?

恐らく、docomo、au、softbankなどのキャリア名しか記憶にないですよね。

販売や運営している会社の事を知らなくても、サービスのブランド名に安心をしているんです。

その為、契約のハードルも低くく、未経験でも採用をしてもらいやすいと言えます。

ただし、不動産で戸建てを販売するなど単価が高い営業でなければ、BtoBよりも給与が低いのが難点です。

BtoC営業のメリット

・契約が取りやすい

個人向けの営業の場合は、商品にネームバリューがあることが多く、契約を取りやすいです。

・未経験でも採用されやすい

契約が取りやすいということは、初心者でも仕事を覚えれば戦力になりやすいということです。

そのため、採用のハードルが下がる傾向があります。

BtoB営業の仕事内容とは?

BtoC営業の種類

携OA機器、印刷、リクルート、WEBサイト制作、システム開発、保険、不動産など

私自身が経験したのは、WEBサイト制作、システム開発の営業です。

一般的には、BtoCよりはBtoBの方が営業のハードルは高くなります

購入してもらう商品やサービスの単価が高かったたり、契約数が多くなるからです。

例えば、携帯電話の営業はBtoCもBtoBもありますが、個人なら1人で1台の契約が基本です。

しかし、法人になれば1社で数十台~数百代の契約をすることもあります。

大手に務めていれば、商品やサービスも売りやすいかもしれませんが、BtoBは自社サービスを認知されていない会社へ売ることが多いです。

その為、販売するための営業力が必要になってきますが、BtoCよりも給与が高い傾向にあります。

BtoB営業のメリット

・ビジネススキルに需要がある

BtoBのビジネスをしている会社は契約単価が高く、営業力の高い人材を求めています。

・営業の歩合が高い

BtoCの営業と比べて、営業の成績ごとの歩合給が高い傾向があります。。

営業マンの給料は業界で決まる

営業職の給料は能力で決まると思っていませんか

じつは、それは間違いです

営業職の給料は「会社の業界=市場」で決まっているんです。

能力が低くてもニーズのある業界だと給料が高い

私が太陽光発電の営業をしていた時は、売電価格が高額な時代でした。

売電とは「家庭で発電した電力の余剰分を電力会社に売ること」です。

発電した電気を自宅で使うよりも、売った方が儲かる時代だったんです。

契約もコンスタントに取れて、生活に困らない給料をいただいていました。

しかし、売電価格は年々下がり、売るより家庭で使う方が得になる時代へと変わりました。

それにより、太陽光発電の元を取るまでの期間が長くなり、売上が減少しました。

衰退する業界では、能力が高くても売上が悪いので、給与は低くなってしまいます。

逆に、伸びる業界だと営業マンの能力が低くても、会社の売上が良いので平均給与が高いんです

この現実を理解することで、就職や転職先を見つける基準にしてください。

「どんな業界に進めば良いのか?」というお悩みに関しては、

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」の本がおすすめです!

まとめ

営業の仕事は「問題解決」をする仕事です。

どんな商品やサービスであっても、誰かの悩みを解決できた時は「営業やってて良かった!」と思えるでしょう。

せっかく魅力のある仕事だからこそ、会社選びの失敗は経験して欲しくありません。

今回の記事を参考にギャップが無い、ステキな会社と出会いましょう!